クレーム公開
クレームを公開するのには理由があります。正直、当社のお恥ずかしい部分であり、マイナスイメージを与えるため、当社にとって良いのかどうかは分かりません。 しかし、クレーム事例を自ら公開することにより、自分たちへの戒めとすることができ、失敗の繰り返しを防ぐ目的があります。 加えて、こうした失敗例を閲覧した方々の、今後の有益な参考情報になればとの思いから、思い切って公開していきたいと思います。
扉の高さ

某店舗改装工事にて、フェンスを施工しました。
写真の扉高さを施主様にも了解を頂き、フェンスの高さに合わせて150㎝としました。しかし工事完了後、頭をぶつけてしまうというご指摘を受けました。
フェンスのグラつきを防止するためにも必要な個所でしたので、右の写真のように入り口部分だけ180㎝に高くさせて頂きました。今後は施主様から了解を頂く際に、使用する状況のシミュレーションをしてから決定して頂きます。
家具の不具合

家具納品後、おかしな点がありました。
通常では、天板の所が出っ張っていなければいけないのですが、この家具は下の台の角が少し出っ張っています。(写真)
図面通りに作っていなかった例です。
もちろん作り直して、後日再取付です。
ヘアークラック

施工後1カ月経過したところで、小さなクラックが入ったとお客様から連絡があり確認に行きました。
土間コンクリートのヘアークラックです。
分かるでしょうか?
構造クラックではないので特に使用上の問題はありませんが、どうしてもゼロには出来ないのが実情です。
が、業界関係者ではないお客様にはそのような予備知識はありません。心配になるのは分かります。
事前にこちらが説明をしておけば、また、どうしても気になるのであれば対策方法を提案するべきでした。
次回からコンクリートの性質においては、事前に説明をするようにいたします。
また、こういったクレームを無くすため、コンクリート診断士を取得します。
フロアーの床なり

新築引き渡し後、2カ月経過したころに連絡がありました。
「廊下を通るたびに変な音がする」
すぐに確認に行きましたが、確かに床鳴りがしました。が、とりあえずあと2、3カ月様子を見てもらいました。
というのも、木質系の床(ここの場合はパーチクルボード+コンパネ12㎜+木質系フロアー)の3重床ですのでなじむまでに時間を要することがあります。
あきらかに床の接着不良の場合を除いて新築の床鳴りは、時間経過とともに鳴らなくなる場合がほとんどです。
こちらのお宅もその後1カ月程でおさまりました。
ただ束の突っ張り具合が心配な面もありましたので、床下確認を次回させていただくこととなりました。
鍵の不具合

リフォーム工事を終えて2カ月経過後
「鍵の調子がどうもおかしい」
取り替えた扉のカマ錠の動作不良を確認。すぐに外して内部を確認したところ、木屑がごそっと入っていました。すぐに発注先の建具屋さんに連絡。警告と同時に状況を報告し、再発の防止を促しました。申し訳ありませんでした。
写真下。これだけの木屑が出てきました。
工場でエアーによる除去作業を怠ったケースです。
サッシ結露

クレームでは無いのですが、たまたま立ち寄ったOBのお客様の家にてのお話です。
シングルガラスをペアガラスに替えられる工法(アタッチメント工法)にてガラス交換のみ施工。
ガラスの結露はおさまったが、サッシ自体が断熱サッシではないので、アルミ部分には結露が出ています。
お客様よりの要望をそのまま施工した例ですが、小さな工事でもやはりプロとして、このあたりの説明と提案はきちっとしておくべきだと反省しております。
次回からは、事前説明と同時に他の解決策としての2重サッシの提案や断熱サッシへの交換も提案した上で、決めて頂くようにいたします。
家具の安全性

「下駄箱の吊り棚に頭をぶつけそうになる」
確かに不用意に頭を出せば当たる可能性はゼロではありません。
専用のクッション性のある保護カバーをつけさせていただきました。
このようなケースの危険予測は、図面上(2次元)では大変難しい場合があります。
経験を常に活かしたいと思います。
扉の建てつけ不良

施工完了後5カ月経過後
「扉の枠ががたがたする箇所がある」 との連絡を受けすぐに確認したところ、なんとあってはならない初歩的ミスであるビスの打ち忘れ箇所を発見。
すぐに全建具を確認。この1か所だけであったが大変お恥ずかしいケースでした。
施工大工と、自社監理者のプロ意識の再指導を行いました。
扉の建てつけ不良その2

リフォーム後1年経過のお宅へ点検へお邪魔しました。
扉の角と角がこすれて、仕上げ材がめくれてしまいました。勢いよく閉めると少し擦れるとのことで調査しましたが、建付け施工に不具合が見当たらず、クリアランス(隙間)も当たらないように5mmきっちり取ってあります。
問題はドアチェック(クローザー)でした。
緩やかに閉まるように強制的に力をかける機械と人が勢いよく閉めようとする力が反作用して、一瞬扉がずれ込みながら閉まります。
力をかけなくても閉まるようにとドアチェックをつけたのですが、どうも長年の癖が抜けないようで・・・
すぐに連絡して頂ければ良かったのですが、破損が少しひどい状況でした。
角をカンナで落として、その箇所を同色に塗装して簡易補修をさせて頂きました。
この方に限らず、自分が悪いと思ってもすぐに施工業者に相談しましょう。
簡単な修理で済むのであれば、時間の都合がつくときに無償にて工事していただける業者さんが多いと思いますよ。
そのままにしておいても虫歯と一緒で治りませんから。
24時間換気扇の取り付け位置

床からの高さ2.2mの位置に24時間対応換気扇をつけましたが、シャッターの開閉装置に「シャッター開閉レバーに手が届く位置にして欲しかったなー」との貴重な意見をいただきました。
その都度踏み台を出して操作するのは面倒ですね。
換気効率の問題と併せて考えていきたいと思います。
エコカラット

http://www.ecocarat.jp/
吸湿、放湿、消臭効果のある壁材のエコカラットを壁一面に貼りました。
下地は既存利用であり、加えて電気工事は別途工事でした。
微妙にコンセント用の穴がエコカラットの端のほうにかかるとどうしてもコンセントを抜き差しする力で割れてしまいました。
左の写真はTVケーブル用ですが、他にも数か所施工後2日で割れてしまいました。
材料が薄く、それ単体では強度が十分にありませんので、今回のように電気配線用の穴が開いた下地箇所には特別な注意が必要です。
2回ほど張り替えしましたが結果は同じでしたので、左写真のようにジョイントを入れさせていただきました。
リフォーム時の既存下地利用における注意点のいい例です。
次回からは、
1.コンセント位置は目地付近にこないよう移設する。
2.タイル割り付けをした時点で、コンセント類を一か所に集中させ、一枚分のスペースのみ他の仕上げ材にて施工する。
いずれの方法をとります。
塗り壁のクラック

塗り壁のクラックです。
この現場も予算の都合上、既存下地の利用となりました。
ジョイント処理は、寒冷紗を入れていますがクラックが発生しました。
非常によくあるケースで、通常保証の対象外になることが多いです。(明らかな施工不良は除きます)
事前に説明をしてあったのでクレームにはならなかったものの、やはりお客様はがっかりした様子でした。
現在は、塗り壁材の専用ジョイントテープとパテ・紙テープ・シーリング材を駆使してクラック対策をしております。
排水位置の不具合

外構工事を終えて4カ月経過。
左写真のレンガは、水だれ跡を隠すために置かれています。
もともとカーポートの排水をレンガの位置に落としていました。
が、雨水の落ちる跡と排水の通る跡が日に日に目立ってきます。
お客様から不満の声があがりました。
最寄りの排水管につなぎこむことで納得して頂きました。
「プロだったら予期出来て当たり前のこと」と貴重な意見をいただくと同時に、今後の施工に役立てたいと思います。
死に節

施工後1年以上経過。
杉板の死に節です。
節が経年で抜け落ちてしまいました。(節なしもありますがコストがとても高くつきます)
下地に貼る場合は抜け落ちることはありませんが、板材にする場合は注意が必要だと感じました。
*このケースは特にクレームを頂いたわけではありませんが、食事に立ち寄った時に少し気になって・・・
気にする方もいるのかもしれないなーと思い記事にしておきたいと思いました。
無垢の木の味だと捉える方もみえます。
施工時にある程度の選別は可能なので次回からは気にして施工にあたりたいと思います。
無垢板の天板

施工後5年経過したところです。
立ち寄ったときに、「ちょっとみて」と言われました。
うーん。クリアの保護膜塗装はしましたが、やはり経年の摩耗ではがれてしまいます。
特に水回りですので水分の傷みもあります。
反省点
1.水回りに無垢材を使用する場合は、メンテの必要性・方法を必ず説明する。
2.水回りには無垢以外の素材を検討する。
トイレの砂利

施工後5年が経過したところです。
写真ではレンガが積んでありますが、もともとは玉砂利が敷いてありました。
とてもよい雰囲気ではありましたが、尿の飛散や、嘔吐の後始末の問題上なにか代替のものを・との要望をいただきレンガにしたケースです。
これもクレームというわけではありませんが、こうした些細な設計面での気遣いが事前にできればなーと感じました。
使ってみて、初めて分かることってものすごく多いことを実感しています。
塗り壁の凹凸

写真は私が設計者、監理者として現場で左官職人さんに目の前で施工していただいたときのものです。
職人さんは比較的模様をきれいに出したがる傾向にありますが、わざと凹凸を深くつけてもらい、照明による陰影を意図的に出したいと考えたのですが、若干凹凸をつけすぎて、衣類が引っ掛かるケースが数件出ました。(その後言われたことはないそうですが・・・)
デザイン意匠に傾倒しすぎた悪い例です。
でも見た目は本当に陰影がきれいですよ。
しかし、数人のお客様にご迷惑をかけた事実は真摯に受け止め、再発防止に役立てたいです。
合板の寿命

築30年
このケースはクレームではありませんが、合板の寿命を示すいい例です。
合板床が傷んできたためカーペットを敷いたのですが、湿気がたまり、さらに劣化を進めた事例です。
下地もかなり傷んでおり、足で踏むと沈むのがはっきり認識できました。
処理を間違うと、さらなる悪影響を与えることになることを忘れずに。
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